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PINK MONSOON

CDジャケット。
あれだけでももの凄い破壊力があるのに。

ぱかっ。

うわあああああ…萌え死んでしまう(ゑ

そんな妄想をランカさんに代演していただきました。
現実とはいろいろ違ってますが、そこはまあ、個人の妄想なので笑って頂けると嬉しいです。




劇場公開を来月に控え、周囲は俄然あわただしくなった。

シェリルは本日単独インタビューで遅れて来るとのこと。
ランカもまた、他の出演者達と一緒にこれからインタビューの打ち合わせだ。
それまでの待ち時間、久しぶりにブレラやキャシー、クラン、ミハエルと共にお茶に興じていた。
そこへ、
「お早うございます」
「遅いぞ、アルト」
ミハエルがそう言いながら、自分の隣の椅子を引いた。(反対側はクラン)
「グレイスさんに呼ばれてたんだよ」
「へえ?」
「まさか早乙女君、シェリルさんに会ったの?私に黙って抜けがけなんて…!」
ランカが立ち上がった。隣のブレラは宥めようとするが、その前に、
「シェリルには会えなかったよ」
アルトはそう答え、席に着いたので、二人の間に流れかけた緊張は膨張することなく落ち着き、ランカの隣でキャシーが問い掛ける。
「グレイスさんになんで呼ばれたの?」
これからインタビューで出演者全員に会うというのに、早乙女アルトにだけ、内密の話があったのだろうか?

「シェリルの、これを皆に渡すようにって預かって来ました」
アルトはそういってカバンからメディアディスク-CDV-ケース入りのそれを取り出した。
「ふわぁぁ!こ、これ…」
ランカは興奮して言葉にならない。
「シェリルがデビューした時のシングルではないか!フロンティアでは限定販売で殆ど手に入らなくて、データ販売のみの…」
クランまで興奮気味に言う。
「劇場公開に合わせて急遽リマスター版を出すそうだ。これはその先行版で、来週発売予定らしい」
「うわあ…超貴重」
ランカはうっとりと呟くが、
「…俺が買ってやったと思うが。コネ使って」
ブレラが不機嫌そうに呟く。あの時は、自分もまだデビューして日が浅いのに、妹の願いのためスタッフや関係者に頼みまくってなんとか手に入れたのだ。
「そうだけど、これは別だよ」
「……」
今度は兄妹の間で微妙な空気が流れたが、アルトはそれに気付かないふりをして、
「特典でデビュー当時の映像付きだが、シェリルは恥ずかしがるだろうから先に受けとってしまっておいて欲しいと」
そう言葉を続けた。

「なんで?この時のシェリルさん、今とまた違って可愛いのにー」
「…わかる気がするな」
そう言ったのはブレラ。
「デビュー当時のものを自分で振り返ると、ある意味辛いからな」
現在売れっ子アイドル街道ばく進中のブレラはそう語った。
「そうなの?お兄ちゃん」
「お前もそのうちわかる」
周囲はうんうん、と頷いている。
「シェリルが来る迄、まだ時間あるだろう?聴いてみたい」
クランがそう言ったので、みなそれに賛成し、メディアを再生した。

一曲目は「PINK MONSOON」。
歌いながら、ホログラフィーのシェリルがくるくる躍っている。
「デカルチャー…」
クランがうっとりと呟く。
彼女自身、アイドルグループのリーダーだが、忙しすぎてデビュー当時のシェリルを知らなかったのだ。
「お前の方が可愛いさ」
ミハエルはそう告げてクランの肩を引き寄せようとしたが、彼女はシェリルに夢中で無意識に避けていた。

そして二曲目。当時データでは配信されず、ディスクでしか聴くことの出来なかった「天使になっちゃった」。

「なんだ…これ」
「そうか、姫は初めて聴くのか」
「ああ」
ミハエルが八つ当たりにからかってもアルトの耳には届いていない。

小さなホログラフィーのシェリルは先ほどとはまた違って、愛らしい。

「今も素敵だけど…可愛いわね、シェリルさん」
キャシーでさえ、そう呟く。
「もう一回かけよ!」
曲が終わると、ランカは叫びながらプレイヤーをまた再生した。
そして今度はクランがまた再生し、それを何回か繰り返した。

そして、
「そんな…」
アルトの背後で呆然と、シェリルが佇んでいた。
「あ」
ミハエルとアルトが固まっていると、
「みんなして、酷いわ!こんな、大昔のなんて…」
「この時のシェリルさんも、また超可愛いです!」
ランカはフォローしようとしたが、
「いやーっ!酷いわランカちゃん…」
「シェリル」
アルトが声を掛けようとする。元はと言えば、こうならないために先に預かったというのに。
「酷いわ、早乙女。あなたなら(芸人としての)あたしの気持ち、わかってくれると思ってたのに…」
「あ、いや、あの」
動揺するアルト。それを耳ざとく聞いたランカは、
「なんでシェリルさん、早乙女君なんか」
青ざめたまま、呆然と問い掛けた。
「そうだよ、シェリル。悪気があったわけではないぞ」
クランがそう言うと、
「いやー!もうみんな嫌いっ」
シェリルは叫んで、そこを出ようとした。
「待って下さい、シェリルさん!」
「もういや!こんなに…恥ずかしいのに!みんなのばかぁ!」
「シェリルさんっ」
ランカは立ち上がって、シェリルに追いすがろうとしたが、その手にはディスクを握ったままだ。それを見遣り、
「早乙女も、ランカちゃんも嫌い!」
シェリルはそう叫び、今度こそ走り去ってしまった。

「うそ…」
「そんな…シェリル」
後には石化したランカとアルトが残された。

「うわぁあああん、グレイスのばかあ~」
「ごめんなさい、シェリル。まさかあの二人がそんな軽薄だと思わなかったのよ」
グレイスにしがみついて、子供のように泣きじゃくるシェリル。
彼女の頭を優しく撫でて、グレイスはその頭を抱き寄せた。


終わり



ごめんねランカちゃん…

テーマ : マクロスF
ジャンル : アニメ・コミック

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Author:Rook
ようこそおいでくださいました。
こちらはマクロスフロンティア感想・および原作とは全く関係のない妄想小話の吐き出し部屋です。
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銀河の妖精至上主義
一応映画が公開されるまでの期間限定ですが、もしかしたら延長もあるかもしれません(笑)
→とりあえず完結編公開まで。

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