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アエナイトキ

これもトライアングルです(笑)
グレイスさん×シェリルさん×ランカちゃんで!
(あくまでギャグですよ?(笑))


2059シリーズは基本、グレイスさん幸せにーっっ!がテーマですので、ギャラクシーは健在です(笑)

…ランカちゃんがブラックというか、痛い子に。ごめんなさい。
ついでに当初アルトさんも登場予定でしたが削りました。


よろしければ続きからどうぞ。


アエナイトキ


広いスタジオ。
そこにあるのは一台のピアノ。
それを弾いているのはシェリル。
そして、
(シェリルさんと二人っきりのレッスン。なんか幸せv)
悦びに浸る、ランカが居た。
今シェリルはランカの新曲を作っており、彼女自身に歌わせてその都度アレンジし直していたが、漸くまとまったのだろう。
譜面に何か書き込みながら、何度も鍵盤を叩き、旋律を確かめている。
なのでランカ自身は今、すべきことがなくなってしまった。そこで先日、シェリル自身からプレゼントしたミニアルバムをオオサンショウウオケータイで聴いていた。邪魔にならないよう、ヘッドフォンを使用しているが、ライナーノーツを読んでいて、
「この○○○って、何が入るんだろ…」
つい、ひとりごちた。
それはささやかな、だが重大な疑問であり、ランカとしてはずっと気になっていた。
するとシェリルが、
「ああ…それ?」
譜面チェックの手を一時止め、振り返る。どうやら一段落付いたようだ。
ランカに微笑むと、
「なんでも良いのよ」
と、告げる。
「なんでも、ですか?だって…」
ネットや評論家達の間で散々論議の的になっている部分だ。この曲はシェリルの個人的な心情が描かれたものであり、彼女の想い人の名前が込められているのではないか、というのが一番有力な説なのだか。
(やっぱり…アルト君のことだよね)
シェリルがアルトを見つめる眼差し。
アルトがシェリルを見つめる、あの瞳の色彩。温かで優しく、それでいて激しい。

思い出すと、羨望とか嫉妬とか、そういったものだけでなく。
ただ切なくなる。

「聴いた人が決めてくれたら、それで良いのよ」
シェリルはランカの心情を知ってか知らずか、優しく告げ、その曲を弾きはじめた。
「…そう、なんですか」
「ええ。例えばね」
と、鍵盤に乗せてシェリルの歌が響く。

ラン、カ、ちゃん♪

アイシテル、て
もっと 言っとけば良かったな…

「ね、こんな感じ――」
シェリルがそう告げ振り返ると、
「シェリルさんっっっ!」
がば、とランカが抱きつく。
「もうもうもう、大好きですシェリルさんっ!愛してますっっ」
「あああ、ありがと」
頬擦りでチューブトップを引き降ろしかねない勢いでランカはシェリルの胸に顔を埋める。
困惑しながらもシェリルはランカの頭を撫で、
「私も大好きよ、ランカちゃん」
と。
「シェリルさん――」
見上げて来るランカの双眸は潤んでいた。
それににっこりとシェリルは微笑む。
(妹、てこんな感じなのかしら)
懐いてくれれば、こちらも愛おしいと思う。
「―ワタシダケの…」
ランカはそっと呟き、シェリルの胸の谷間に自らの唇を押しあてた。


その時。
「シェリル」
「あ、グレイス」
優秀なマネージャーは彼女にしては珍しく(どことなく焦った様子で)大股で歩み寄り、ランカの首根っこを引っ張ると有無を言わさぬ勢いで引き剥がした。

「雑誌のインタビュー行くわよ」
「まだ時間じゃないでしょう?」
シェリルはそう答え、瞠目する。予定より1時間以上早い。
「ええ、まだ早いけど打ち合わせもしなければいけないの。という訳でランカさん、また今度ね」
そう告げるとグレイスはランカを放り投げる勢いでシェリルから引き離した。
「でもまだ、作曲が」
グレイスはシェリルが書きかけていた譜面を取り上げ、手持ちのファイルに挟み込んだ。
「これはエルモさんに渡しておくわね」
「まだチェックが終わってないわ」
大方作成し終わっているとはいえ、まだ未完成の物を渡すのは、シェリルのプロとしてのプライドに懸けどうしても納得できないことだったが、グレイスは、
「アレンジは向こうのスタッフに任せましょ。そうそう、ランカさんにはこの課題を渡しておくわ。エルモさんには話してあるから、これをマスターしてからシェリルとレッスンして頂戴」
と、何処に持っていたのか、分厚い紙媒体の譜面と(電話帳数冊分)ディスクを取り出し、有無を言わさずランカに押し付けた。
「え、これって」
戸惑うランカだが、無理もない。
その譜面は現在のヒット曲は勿論、地球時代の古今東西のヒットナンバー、果ては演歌、民族音楽、オペラ等々多岐に渡って網羅されている。
「でもこんなに…多すぎない?」
流石にシェリルがそう訊いたが、
「シェリルはもうマスターしてるわよね?」
グレイスにニッコリと告げられ、頷いた。
幼少から英才教育を受け続けているため、それ以上はマスターしている自負がある。
するとランカも、
「やります!やらせて下さいグレイスさんっ…!」
そう叫んだ。
「頑張ってね」
グレイスは微笑むと、座ったままのシェリルの肩をしっかりと自らに引き寄せるように抱いた。
「!!」
ランカは目を瞠り、硬直した。
「グレイス?」
目を瞬くシェリルにグレイスは再び深い、優しい笑みを向ける。
シェリルはその表情に、
(ランカちゃんのこと、そんなに大事なのね、グレイス…。だからあんなにしっかりレッスンさせて、ランカちゃんの才能も伸ばしてあげるつもりなんだわ)
そう感じ、
「じゃあね、ランカちゃんまた」
と、ランカに手を振った。
「行くわよシェリル」
グレイスはシェリルの腰に手を回し、ランカの視線から隠すように彼女を連れ出す。
二人の背中に向けて、
「あたし、頑張りますから!」
ランカの声が飛ぶ。
「頑張りますから、だから!」
「ええ、楽しみにしてるわ」
TV本編最終回を思い出しながら、シェリルは応えた。
――やはり彼女は良いライバルだ。
グレイスがランカに少しとられてしまうのは寂しいけれど、それも互いのため。
シェリルはそう納得し、また、改めてパートナーを頼もしく思った。
「宜しくね、グレイス」
「ええ」



暫しの時が流れ、圧倒的な歌唱力を身に付けた『超時空シンデレラ』は人気実力ともに兼ね備えたアイドルへと急成長を遂げ、フロンティアは愚か銀河チャートでもシェリルと1、2を争うこととなったが。

「もうシェリルとデュエットしなくても、売れているのだから良いわよね」
と、『シェリルとのデュエット曲』を歌いたいという要望を事務所に何度も出したがその都度却下されている。

その挙げ句、ランカは銀河ツアーに駆り出されても何故かギャラクシーを訪れることは叶わず。
最近、全くといって良いほどギャラクシーを出ることがなくなったシェリルとは、当然会えなくなってしまっていた…。

「ランカちゃん、流石ね」
「そうね。でも貴女もよ、シェリル」
「ふふ、ありがとう。グレイスのお陰よ」
ギャラクシーの自宅にて、久しぶりのオフで寛ぐシェリルとグレイス。つい先日までドラマや映画の撮影でフロンティアに出ずっぱりだった分、地元ギャラクシーのファンから不満が多く、その埋め合わせで暫くシェリルはギャラクシーでのみ、活動することとなった。
と、いうのが表向きの理由。
(あの小娘に、シェリルを取られてたまるもんですか)
グレイスは眼鏡を光らせる。
無茶難題を押しつけ、ランカをシェリルから遠ざけたが、彼女はそれを物ともせず、シェリルとほぼ同じ位のステージに立つことで、彼女にまた近付こうとしている。

(私のシェリルに手を出そうなんて、1億2千万光年早い、いえ、未来永劫赦せないわ)
ドラマ・映画の共演者である男性俳優やスタッフには警戒し、さり気なく予防線を張っておいたが、思わぬ伏兵が居た。
ただの一ファンと思いきや。
ランカはシェリルに猛烈なアタックを続けていた。幸いシェリルの超銀河天然スルーが発動し、事なきを得ていたが、これ以上だと押し切られる可能性があったから、早めに手を打ったのだった。
(手遅れにならなくて良かった)
「ねえ、シェリル。明日はスパに行きましょうか。久しぶりにエステうけましょ」
「良いわね!素敵」
グレイスの提案に、シェリルは無邪気にはしゃいでいる。
「あ、そういえば」
シェリルは思い出したように呟いた。
「フロンティアって、天然のオンセンがあるんですってね?この前、ランカちゃんがメールで教えてくれたの。いつか行ってみたいわ」
「そうね、いつか」
そう言いながらも、グレイスは密かにシェリルの個人宛メールボックスをチェックする。
(見つけた)
『この前惑星探査の調査でお兄ちゃん達が温泉を見つけたそうです!天然のお風呂ですよ!シェリルさん、一緒に行きましょうねv』
文面では伺えないが、グレイスにはランカの下心が理解ってしまっていた。
(そうはさせるもんですか。シェリルのすべすべな肌に触れられるのは私だけ)
フロンティアへは、ランカがまたツアーに行っている時にでも訪れよう。
グレイスは改めてそう決意した。





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Author:Rook
ようこそおいでくださいました。
こちらはマクロスフロンティア感想・および原作とは全く関係のない妄想小話の吐き出し部屋です。
最初に来られた方は『はじめに』を一読下さい。
銀河の妖精至上主義
一応映画が公開されるまでの期間限定ですが、もしかしたら延長もあるかもしれません(笑)
→とりあえず完結編公開まで。

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