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グレシェリです(笑)

2059完結編撮影裏話
のおまけとゆーか続きです?

※リンク修正しました。すみません。


「…ですって。フロンティアの人って意外にデリカシーないのね。ミシェルだってもっと紳士だと思ってたのに」
「そう…」
フロンティアのホテル。コンドミニアムを借り切ってシェリル達ギャラクシーのスタッフはこのホテルに滞在していた。
映画の撮影ではギャラクシーとフロンティアを頻繁に往復するので大変ではある。

今はグレイスとシェリル二人きりだった。

にも関わらず、機嫌が悪そうなので訊ねれば、シェリルは昼間撮影の合間に『自分が天然であること』をからかわれた、と訴えて来たのだった。
「最近やたらとランカちゃんとアルト二人で盛り上がってるし。なんか、余所者扱いなのよね、未だに」
少し寂しげにそう呟く。
グレイスは実のところ会話を全て盗聴していたので、シェリルの“思い込み”は激しい誤解だと知っている。

こんな時は、
(やり過ぎたかしら)
と思ってしまう。
仕事では恋の歌も歌うし、最低限の知識は与えたつもりだが、それ以上の知識は勿論、彼女に近付こうとする害虫どもは一切排除して来た。
温室育ちの純粋培養だ。そのおかげで、今も彼女は心身ともに“無垢”のまま。
一切の穢れを知らず、寄せ付けない。
だがさすがに、このようなことがあると、少々やり過ぎたか、と思う。
(いざとなったら押し倒せないし)
未だに『子どもは結婚してキャベツ畑を買ったら出来る』と、大分昔に吹き込んだことを信じているのだ。
グレイスはインプラント・ボディだから、いざとなれば“男”として彼女を愛することが出来る。
だが。
(これじゃあ…まだ当分無理ね)
そろそろ“正しい知識”とやらを与えるべきだろうか。
「でも、シェリルは…いないの?」
思い切って問い掛けてみる。
「え?なに?」
「だからその、好きな人よ。フロンティアの俳優はみんな素敵でしょう?本当はミシェル君にも惹かれてたんじゃないの?」

「なんで?」
シェリルは心底不思議そうだった。
「確かにミシェルはあの中で比較的まともだけど…彼にはクランがいるじゃない。興味無いわ」
「なら、ミシェル君にクランさんが居なければ興味持ったの?」
重ねてそう問い掛ければ、
「グレイス」
シェリルの口調が少し重いものになった。
「もしかして…グレイスってミシェルが好きなの?」
「え!?」
「だって。グレイスが男の人を話題にするなんて、珍しいじゃない」
「そんなことないわ。ただの例えよ。私ではなくて、シェリルはどんな子がいいのかしら、て」
「私は…興味無いわ」
「あら。多少の恋愛経験(キス止まりなら)は仕事にとってもプラスでしょう?」
「今はいいわよ」
「そう?」
「ねぇ、グレイス」
シェリルは真っ直ぐにグレイスを見つめる。
「もしかして、私が邪魔?私のせいでグレイスも恋人が出来なかった?」
その瞳は今にも曇りそうで、
「何言ってるの、シェリル」
思わずグレイスは彼女を抱きしめていた。
「だって」
シェリルの声はグレイスの胸元でくぐもる。
「だって…ずっと一緒にいてくれたでしょう?私はもう、グレイスさえ居れば誰もいらないけど、グレイスは」
「私もよ、シェリル」
シェリルの頭をぎゅっと胸に押し付けるように抱いた。
「私も、貴女が一番大事だわ」
「嬉しい、グレイス!」
きゅ、と抱きついた腕に力がこもる。
グレイスはその頭を撫でながら、改めて己の道が正しかったことを確認する。
(いい、いいわよシェリルはこのままで…!)

それにしても。
早乙女アルトの排除はランカ・リーに任せるとして、肝心のランカは…どうすれば良いかしら)

頭の痛い問題だが、今はシェリルの温もりを堪能することに決めた。



本編でも感情記録さえ消してなければこれくらいラブだと思うんだ、グレイスさん…!

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Author:Rook
ようこそおいでくださいました。
こちらはマクロスフロンティア感想・および原作とは全く関係のない妄想小話の吐き出し部屋です。
最初に来られた方は『はじめに』を一読下さい。
銀河の妖精至上主義
一応映画が公開されるまでの期間限定ですが、もしかしたら延長もあるかもしれません(笑)
→とりあえず完結編公開まで。

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