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劇場版アフターなバレンタイン

劇場版準拠なアルシェリです。

アルトさんが相変わらず不幸です。
ちーっとも甘くもLOVEくもありません
そして、ぬうたいぷ三月号の劇場版前編直後秘話の内容も踏まえてますので、観ていない人にはちょっと不明な点も有るかもです。
でも、これでも頑張ったんです…バレンタインだからって(涙
頑張った結果がこれなんです。
ごめんなさいアルシェリ好きな皆様。





ばれんたい・ぷれぜんと


2月14日。
「ふんふんふーん♪」
鼻唄が漏れ出てしまうほど、ランカは上機嫌だった。が、
「よお」
「あれ、アルト君。どうしてこんなところに」
ここはスタジオの廊下で、部外者は立ち入り禁止の筈だ。
「呼ばれたんだよ、シェリルに」
「ふーん」
思わず眉間に皺を寄せる。が、気を取り直し、
「あ、そうだ。これ、見せてあげるね!じゃーん♪」
と、一つの包みを取り出した。
「シェリルさんから貰ったの!バレンタインのチョコv」
「バレンタイン、っておま…女子同士だろ」
「ふふん。アルト君、知らないんだねおっくれてるー!今ね、女の子同士でも、『友チョコ』ってのが流行なんだよ」
「へー」
「ほっらー!見て、ハート型なの!」
「あ、そ」
はしゃぐランカの様子に珍しくアルトは余裕だった。
「俺はこれから、貰うしな」
「……」
「れっきとした”恋人同士”のバレンタインだからな」
「でも、シェリルさん、夜はイベントが」
そう、事務所や芸能人同士のバレンタイン・パーティ。勿論ランカも参加するが、
「夜の10時からだろ。それまでの3時間、だけどな。シェリルはそれでも一緒に過ごしたいってさ。かわいいよな、あいつ」
バレンタインだから、とダメ元で誘ったが案の定彼女は仕事があった。それでも、「19時から22時までは空いてるから。その時間だけでも一緒に過ごしましょ」と、彼女の方から提案してくれた。
その時。
「お待たせ、アルト」
「わ」
声を上げたのはランカだった。
次のパーティ用のドレスを身に纏ったシェリルは、美しく思わず見とれてしまう。
「じゃあ、ランカちゃん。また後でね」
「は、はい!」
「じゃあ、行こうか」
シェリルの腰を抱き、エスコートするようにアルトは彼女を連れ出す。その背中に、
「アルト君!ちゃんとシェリルさん、帰してよね!!」
ランカの叫びが響いた。


「何処行くんだ?」
シェリルの車で、久しぶりのデート。車はオートドライブなので、シェリル自身が運転しているわけではない。ナビに何処か行き先を打ち込んで、後は車自体にお任せだ。
「着いてからのお楽しみ」
ふふ、と微笑むシェリルはいつもの女王然としているが、それでも頬をあからめているところが愛らしい。
そして、車は繁華街を通り越し、段々と閑散とした場所へ。どうやら埠頭の方へ向かっているようだ。
「……」
(そういえば、夜にデートするのは初めてだったな)
デートは何回か。だが、たいてい昼間で、サンフランシスコエリアやアイランド3のフォルモなど、たいていシェリルの買い物に付き合わされたり、カフェでお茶をするくらいだ。
車はどんどん、人気のない、寂れた場所へ向かっている。この先は埠頭――宇宙港があるくらいだ。
(シェリル…これって、期待して良いって事か…?)

以下、妄想タイム(笑)

「シェリル」
「ここなら、誰もいないわ」
「でも…こんなところで」
「だって」
シェリルは恥じらって顔を伏せる。
「バレンタインのプレゼント。特別な物…用意したいけれど、アルト、何が良いのか分からないんだもの。だから…」
はらり、とシェリルはドレスの肩紐を落とす。
「あたしを貰ってくれる?アルト」
「シェリルっ」
がばっ、とアルトは彼女を抱きしめる。
そして……(以下、更にここでは書けない妄想)。
「もう、時間だろ」
「いや、このまま帰りたくないわ…」



(…なんて、展開、期待しても良いのか!?)
シェリルは手元のスケジュールボードを操り、メールか何かしているようだ。そして、
『目的地です』
ナビが告げ、車が止まる。
「…ここ?」
「ええ」
着いたのは、巨大倉庫街。その一つに、シェリルは迷い無くどんどん足を進める。

「ここなら、誰もいないわ…」

脳裏に先ほどの妄想が蘇ったが。
「ここよ」
シェリルの声に反応したのか、倉庫の扉が開く。そして、
「うわ」
思いの外、明るい室内。そこにあるのは、山積みの段ボールだが…。
「お待ちしてました、シェリルさん!」
「悪いわね、遅くなっちゃって」
「いいえ。時間通りですよ」
この倉庫で働いているスタッフなのか、青年が走り寄り、帽子を脱いで一礼した。
「あ、ではその方が」
「ええ」
彼はアルトを認め、そう言うとシェリルも頷いた。
「では、どれが良いですかね」
スタッフが手元のリモコンを操作すると、フォークリフトが動いて一つの箱を持ってきた。
「なんだ、これ」
人一人は入れそうなくらいの大きな木箱。
アルトが疑問の声を上げると、
「何って…バナナよ」
シェリルがそう告げる。
「は?」
どうして『バナナ』なのか。意味が分からない。
「だって、アルトがバナナ好きだって聞いたから」
「…誰に?」
「ミハエルに。バレンタインだからアルトに何かあげたいんだけど、何が良いかしらね、って聞いたら、『アルトはバナナが好きだから』って」
「…俺、そんなこと一言も言ってないけど」
「だって、バナナスタンド買っちゃうくらい、バナナ好きなんでしょう?」
「……」
「ミハエルが、『あんなものがあるくらいなんだから、余程のバナナ好きなんだろう』って」
そう来たか。
「でね」
じゃーん、とシェリルは倉庫いっぱいに並んだ段ボールを示す。
「この前、ラジオのトーク番組で…バレンタインにはバナナがいいわ、という話をしたら、銀河中のバナナ農家さんが送ってくれたの!」
「……」
「正直、だーれかさんのおかげで?あたし借金だらけだし。プレゼント買うお金なんて余裕、無いから…こんなので、ごめんね」
「いや、最高にデカルチャーなプレゼントだよ…」
驚いた、という意味で。
「ほんと!?良かった-。こんなサービス、アルトだけ、なんだからね!?」
シェリルは無邪気に喜ぶ。
「凄いですよね。僕もこのカーゴに務めて十年近くなりますが、初めてですよ、倉庫がバナナいっぱいになるなんて!全銀河321種類のバナナが此所に集っているんです!」
スタッフも興奮した面持ちで告げる。
「だからね、アルト」
「…はい」
「とりあえず、このバナナ…ええと、三百種類くらいあるんだっけ?気に入ったの、一箱あげる。だけどあとはフロンティアのチャリティーで配るから。とりあえずそれ、一通り味見してみて」
「え」
アルトはただ呆気にとられるだけ。
「じゃあ、あたしこれからパーティだから。宜しくね!」
シェリルはスタッフにそう声を掛け、さっさと行ってしまった。
「はい!」
彼は元気よく応え、
「では、取りあえず試食始めましょうか。いやー、本当にバナナ好きなんですね、アルトさん。それにしても、そこまでシェリルさんに思われるなんて、幸せ者ですね-!」
「……」

後々、彼は。
「もう一生分以上のバナナは食べ尽くした…」
と、これ以降二度とバナナを口にすることはなかった、という。



おしまい



劇場版のあれ、アクセサリースタンドじゃなくてバナナスタンド!だったんですね!



なら納得です。(笑)

にしても、カナリアさんもクランも酷い。
予算気にしないでバカスカ撃ちまくったって。
完結編ではシェリルさんのお財布が心配です。
グレイスさん、本当に何とかしてください(切実)


テーマ : マクロスF
ジャンル : アニメ・コミック

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Author:Rook
ようこそおいでくださいました。
こちらはマクロスフロンティア感想・および原作とは全く関係のない妄想小話の吐き出し部屋です。
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銀河の妖精至上主義
一応映画が公開されるまでの期間限定ですが、もしかしたら延長もあるかもしれません(笑)
→とりあえず完結編公開まで。

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