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2059劇場版撮影裏話シリーズ。

いつものことですがお馬鹿話です。

本当はこれで原稿書こうかと思った時もありましたが、断念しました。
(化粧品の知識があまりにもないので)
今回のアルトさんは可哀想+キモイです。ランカちゃんも今回可哀想です。
シェリルさんの天然っぷりは相変わらず激しいです。

劇場公開まで一ヶ月切りましたね…。
どきどきです。

ともかく、宜しければ続きからどうぞ。
Girls Talk


「シェリル、打ち合わせ始まるってさ」
アルトが突然、楽屋の扉を開けた。
「ちょっとアルト君、ここあたしとシェリルさんの楽屋なんですけどー」
ランカが抗議の声を上げる。
「あら、アルト。今行くわ」
シェリルはメイクを確認しながら、アルトには視線を向けず告げた。
「だからアルト君はしっし」
ランカが追い払うような仕草を見せた。
「…あのな。お」
アルトは鏡台の前の化粧品に目を留める。
「ネオ・ゲランのメイクアップリムーバか。シェリルのか、これ」
「ええ。いつもそれ使っているのよ」
「懐かしいな」
「懐かしい?」
ランカがアルトの言葉に目を瞠る。
「ああ。歌舞伎やってた時に使ってたんだよ」
「!?」
ますますランカが目を大きくする。
「ああ、歌舞伎のメイクは落とすの難しいものね」
「へ、へー…そ、そうなんですか」
「確かコレ、鳥のフンが入ってるのよね」
「!!??」
シェリルの言葉に、ランカは硬直する。
「ああ、ウグイスだろ。ウグイスの糞は日本では古来からメイク落としに使われてきたからな。肌に優しいし」
「しっかり落ちる上に、肌が傷まないから助かるわ」
「シェリルの舞台メイクも落とすの大変そうだな」
「うっさいわね。ステージ用のホログラムの媒体にするのに、素肌では難しいのよ」
「なるほどな。そうすると、歌舞伎の白粉みたいなものか。ホログラムの反射率あげるんだろ」
「そうかもしれないわね」
なんだか盛り上がる2人に疎外感を覚えたランカは、
(くぅ…こうなったら、ガールズトークでアルト君を蚊帳の外にっ…)
「あ、シェリルさん、私、シェリルさんが宣伝してたネオ・カネボの化粧水使っているんです!」
「あ、ああ…ありがと」
何故かシェリルの反応は薄い。とりあえず、
「シェリルさんの化粧水は、どこのですか?」
可愛らしいボトルを指さした。
「お。コレもネオ・ゲランだな。”オーキッド・ローション”」
「ええ。最近はそれがお気に入りなの」
「…アルト君、随分詳しいんだね…」
肩を落としながら、ランカが言うと、
「ああ。さっきも言ったけど歌舞伎のメイクは濃いから肌の負担が大変なんだよ。歌舞伎止めたけど、化粧水は暫く使ってたな」
「アルトは乳液、何使ってた?」
シェリルがアルトに話しかけた。
「ああ。俺もオーキッドシリーズだな」
「でもこれ、高いんだよね…?」
ネオ・ゲランの化粧品は、義理の姉であるキャシーも使っていたが、確か相当な値段だった筈だ。今迄名前を聞いたことはあっても実物を見たのは初めてだった。
「俺の場合は、お得意様がくれたからな」
「へー…」
「アルトは口紅、どうしてたの?」
「紅と白粉は歌舞伎専用の物があるんだよ。メイク落としもあるんだが、それよりもネオ・ゲランの化粧品が肌にあったんだ」
「……」
すると、シェリルは、
「ね、やってみない?」
好奇心で目を輝かせ、こんなことを言った。
「はっ!?」
素っ頓狂な声を上げたのはランカだが、当のアルトは、
「…ステージ用の化粧だろう。やったことはないな」
渋々断るそぶりを見せているが、動揺している様子は観られなかった。
「あたしがやってあげるわよ」
くすり、とシェリルは微笑み、さっさとアルトの顔にメイクを施していく。
「くすぐったいな」
「いいから」
「……」
「アルト、目、瞑って」
「…ん」
手早くファンデーションで下地を整えると、シェリルは瞼に色をのせる。
「アイラインは描いて良い?」
「好きにしろよ」
「……!」
窘めるような口調だが、目を閉じて微笑む様には、壮絶な色気がある。
「チーク、乗せるわね」
「…ああ」
シェリルはキャンバスに絵を描くように、手早くアルトの顔を彩っていく。
(しぇ、しぇり、シェリルさん近すぎますぅ…!)
恐らくシェリルの息が掛かるからであろう、アルトは時折くすぐったそうに笑み崩れ、そのたびにシェリルが注意する。
シェリルは集中して気付いていないかも知れないが、アルトはそのたびに色香を増している。
(すご…アルト君、本当に女形だったんだ)
「できたわよ。時間がないから軽く、だけど。もっとばっちりしてみたかったわ」
「よせよ」
そう言いながらも、アルトは鏡に向かって―正確には、そこに写るシェリルに向かってだろう、微笑んだ。
(…っくぅ)
アルトは品を作って微笑む。無意識だろうが、その仕草が自分よりも遙かに”おんな”を感じさせ、ランカは正直悔しさが勝った。
「じゃあ、落とすぞ。お前のメイク落とし借りて良いか」
「あら、勿体ないじゃない。そのまま警護してよ」
「あのな」
その時、
「シェリルさーん、ランカさーん、お時間ですよぉ」
ドアの外からエルモが呼ぶ。
「いっけない!行きましょう、ランカちゃん!」
「は、はいっ」
「あ、待てよ」
「アルトはそのまま来てちょうだい!」


…かくして数分後。
リハーサルが始まった舞台の上に、ランカとシェリルが微笑む。
そして。
「おい、SMSにあんな美人いたか?」
「警護、だよな。シェリルさん達のために、特別に女性警護員用意したのかな」
何も知らないスタッフが半ば興奮した口調で囁くと。
「…どうしたんだ、あいつ」
憮然と呟くクランと、驚きで息を呑むルカがいた。

そして、リハ、本番とステージは無事に終わると、真っ先にシェリルは警護をしていたアルトの方へ駆け寄った。
「お疲れ様!」
それを見たスタッフが、「シェリルが直接知り合いを雇ったんだろう」と一様に納得した。

…ステージの上では何とか笑顔で居られたランカだが、アルトとシェリル、その様子を見ているといたたまれなかった。先に楽屋へ戻ると、ナナセが来てくれた。
「凄かったですよね。早乙女君」
ナナセまでそう言うので、
「…どうせあたしはアルト君にかなわないもん」
ますますランカは落ち込んだ。しかし、話を聞いたナナセは、
「もしかして…シェリルさん、アルト君のこと、男性って意識してないんじゃないですか?」
「…へ?」
「早乙女君も、シェリルさんの前だと、女形をやっていた頃の”素”に戻っていませんか?」
「…!」
そうか、そういうことだったのか。
「ありがとう、ナナちゃん!」
急に元気になったランカは、そのまま両手でナナセの手を握る。
「あたし、頑張るよ!アルト君よりずっとずっと男前になって、シェリルさんに振り向いて貰うんだ…!」
「…頑張って下さいね、ランカさん」
どうしてこうなってしまったのか。
混乱しながらも、ナナセにはランカを励ます以外、出来なかった。




アルトはもう、ボビーぽじで良いと思うんですよ。

歌舞伎を止めても、お肌を保つために化粧水は使っていたんじゃないかと妄想(笑)

なので、このアルトさんはシェリルさんにとって”妹”ポジです。
アルトさんは無意識下で乙女になっているので(小説にあったし)、シェリルさんに対しては思わず素になってしまい、女形時代の娘気分で「お姉様」な気分で居るんじゃないかと。
ランカちゃんに対しては、最初に意識した「女友達」なので、彼女の前では「男」を演じようというPersonaが働くんじゃないか…と。

思ったよりアルシェリっぽいな、と思いましたがどうでしょう?

…お馬鹿話を書くのは大概、シリアス話で煮詰まっているからです。


テーマ : マクロスF
ジャンル : アニメ・コミック

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Author:Rook
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こちらはマクロスフロンティア感想・および原作とは全く関係のない妄想小話の吐き出し部屋です。
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銀河の妖精至上主義
一応映画が公開されるまでの期間限定ですが、もしかしたら延長もあるかもしれません(笑)
→とりあえず完結編公開まで。

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