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インタビューの続き。

何故かエセシリアス。

これも携帯からなので、時間あれば修正したいですがっっ。


グレイスさんがまだ出れません~。

インタビューの途中から、笑ってはいるがランカは元気がない。

疲れたのだろうと、シェリルはランカに声をかけた。
「ランカちゃん、クォーターに戻って少し休憩しない?」
正直、彼女自身も疲労を覚えていた。
ドラマや映画に出る話は以前から断り続けていたが、
「彼女自身が『シェリル・ノーム』を演じる」こと、グレイスの後押しもあり、結果的に承諾したが、所詮別の人間の人生を演じることに変わりはない。
また、『シェリル』は彼女自身と、一部を除いて酷似していたため、芝居と現実が混同しかけた。
――あなたは、死ぬのよ。
グレイスから告げられた時、台本は直前まで渡されなかったので、演技ではなく本当にショックだった。
彼女の言う通り、自分は死ぬのだと思った。

――演技を続けてはいたが、実はその時の記憶は曖昧で。

ドラマの中の『シェリル・ノーム』と自分の境界線がわからなくなって、今、思考し行動しているのは『ドラマのシェリル』か、『自分であるシェリル』なのか、正直分かっていなかった。


ランカの後ろにグレイスがいたのを見たとき、
どうして。
と、疑問が溢れた。
初めて、ランカを憎いとさえ思った。

――ランカちゃんもそうなのかしら。

20話の前半、自分が早乙女アルトの腕に支えられていたのを見て。
歌えない、と泣いて。
失恋したと思い込んだ、芝居でも現実でもそうだったのだろうか。

――ランカちゃんは、まだ何処かであたしを憎んでる?
歌だけでなく、恋敵として。

それは全く誤解で、ランカがもし早乙女アルトを好きだというなら、応援してあげよう、と思った。


ただ、先ほど「キスは全てフェイク」と告げたが。

実は、一度だけ。
思い出すのも腹立たしいが、22話のあの、離れのシーン。

「アルト、あたしに勇気をちょうだい…」
そう告げた時、確かに彼は『男』の顔をしていて。
月光を背負い、闇に輝く琥珀の双眸が美しいとさえ思った。

――『シェリル・ノーム』はこの『早乙女アルト』という少年を愛している…。
不意にその言葉が脳裏に浮かび、アルトの視線から逃れる為に目を閉じた。
その時だった。

再び抱き寄せられたと思った瞬間、唇に温かい感触を感じ、我に返った。
(え!?ちょっと)
台本ではしばし見つめあうだけだったのに。
しかも、しかも。
唇の表面が触れ合うだけではない。
唇から口腔内に、なま暖かい何かが割り入ってきて、呼吸を奪われた。
そしてそのまま押し倒され、布団の上に仰向けに倒れたシェリルの上に、彼がのしかかって来て。
「はい、カーッットオォ!」
漸くかかったその声に、アルトも正気に返ったのだろう。
「す、すまないっ」
慌てて身を退き、シェリルに謝る。
「やー、流石ですよ二人とも!このまま使えないのが残念ですが、良いシーンが撮れました!」
助監督が感極まった体で叫び、後ろでは監督も激しく頷いていた。

――嫌なこと思い出しちゃったわ。

だが所詮芝居。
記憶から抹消し、無かったことにしよう、だからランカちゃんには言わないでおこう、と決意を改めた。


そして。
バジュラ星に降り立ったフロンティアだが、地上に降りられる人間はまだ僅かで、多くの人々は、これまで通りアイランドで生活している。


――そう。
撮影中に実際、居住可能惑星が見つかり、当初またアイランド3にセットを設けて撮影する予定だった惑星への降下シーンは、そのまま新たな居住地であるこの惑星上で敢行されたのだ。

偶然か運命の神の悪戯か、余りにリアル過ぎるタイミングに空恐ろしささえ感じる。
クォーターは現在、キャストやスタッフのための休憩スペースも設けてあるので、シェリルはランカを誘い、クォーターに向かう。

「お疲れさまです~!」
「おー、主役登場!」
クォーターのロビーでは、他のスタッフやキャストに盛大に迎えられた。
「あら、ミシェル久しぶりね!もう解禁なの?」
20話で宇宙に散ったミシェルの姿を見つけ、シェリルは声をかける。
「ああ。漸く、ね。シェリルもお疲れ。と、ランカちゃん?元気ないね」
どうしたの、とミシェルはランカを覗きこんで問い掛ける。

「あ、ううん!なんでもないよ、ありがとうっ」
焦ったように告げる。
「でも、二人とも流石に疲れたでしょう?次の取材まで少し休めば」
「ありがとう、キャシー」優しい言葉とともに差し出されたカップを受け取り、口をつける。ハチミツとジンジャーのチャイは、ゆっくりと身体にしみいる。
ランカもそれは同じようで、ゆっくり飲み終えると、大きく息を吐いた。
「シェリルさーん、ランカさん。次の取材マデあと6時間ありますヨ。少しお休みになって来てクダサイ」
グレイスが撮影で動けない間、臨時のマネージャーになっていたエルモがそう告げる。
「医務室のベッドを使うといい」
カナリアもそう言ったので、シェリルとランカはその言葉に甘えることにした。

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こちらはマクロスフロンティア感想・および原作とは全く関係のない妄想小話の吐き出し部屋です。
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一応映画が公開されるまでの期間限定ですが、もしかしたら延長もあるかもしれません(笑)
→とりあえず完結編公開まで。

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