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ばかっぷるその後。《後編》

これで完結です。

ここで掲載している話の中では、コレが一番長いですね。
でもせいぜい8000文字ちょいですが。

では、続きからどうぞ。



アルトは柔らかく微笑み、
「…キス、したのに?」
「……!」
思い出したのだろう、首筋や耳まで真っ赤に染め、シェリルは硬直した。
「だっ、だってあれは、だって」
辛うじて、ぱくぱくと口を動かすも言葉にならない。
「だってあの時は、あんただってかなりテンパってたじゃない、だからその、ほら、成り行きとか――」
シェリルは押し殺した声で、
「だからあの時は、偶々あたしがいただけで、別にあんたは…て、ああもう、何よ」
シェリルはただ言葉を連ね、彼が間合いを詰めたことに気付かない。感情が溢れ、目尻の端に涙を浮かべていた。それに、アルトは口付け、その雫を唇と僅かにつけた舌の先でなめ取った。
「ひあああっ…んっ」
抑えようとしても、゛女゛の悦びの声はせき止めることも出来ず、
「なっ…にすんっ」
「シェリル」
指先で触れていただけの左手をしっかりと握りこみ、そのままアルトはシェリルに口付け、柔らかな唇を丹念に味わう。
驚いてされるがままだったシェリルも、漸く応え、更に深いものへと変わって行く。
ひさしぶりに交わした口付け。
互いの唇はその味を覚えていたのだろう、アルトが貪欲にその歯列を舌を、唾液を求めシェリルもそれに応える。
口付けを―接吻を続けたまま片手でアルトはシェリルの頭を抱き、その膝の間に自分の片膝を割り込ませ、そのままゆっくりとその身を横たえさせた。

完全に組み敷いて、漸くアルトは顔を上げ、
「これでも、分からないか?」
「……え」
一瞬何を言われたのか、シェリルは理解出来なかったが、
「ズルいわ…言葉で、言い…なさい、よね」
「シェリルが先に言うなら」
「もうっ」
先刻までの、苦しげな表情と打って変わってシェリルは頬を膨らませながらも笑顔を見せた。
また、アルトの胸が高鳴る。それを伝えるように、アルトは繋げたままの手をぎゅっと握りこんだ。
(あの時も)
「…あの日も、手、握ってくれたわね」
「ああ」
二人で迎えた最初の夜に。

(もしかしたら、このままあの時のリベンジか!?)

あの時はただ、手を握って抱き合ったまま眠った。


追いかけられている身だと言うことを忘れ、アルトは再び身を屈める。が、
「アルト。痛いわ」
「あ…悪かった」
「さっき、頭ぶつけちゃったみたい。仰向けのままだと痛いの。起こして頂戴」
「…分かった」
あの時のことを思い出していたというのに、シェリルにはそれ以上の感情はないのだろうか。
「…まだ気付かれていないようね。今のうちに逃げましょ」
「シェリル」
アルトは彼女の肩を掴み、
「俺は」
「アルト?」
不思議そうに目を瞠る彼女の様子に脱力感を覚えたが、それに負けないよう、アルトは口を開いた。
「お前を」
その時、
「シェリル」
背後で彼女を呼ぶ声がした。
「ブレラ」
「迎えに来た。もう一時間の遅刻だ」
「ごめんなさい、ちょっと事故があって。追われてたの」
「だろうな。行くぞ」
「え」
そう告げると、ブレラはシェリルを抱え挙げた。
「しっかり捕まってろ」
言うが早いが、そのまま屋上から身を投げ、
「きゃああっ!」
「シェリル!」
次の瞬間、二人の身体は空へ。
そう。
ブレラはEXギアを装備していた。
「待てよ!」
アルトは叫んだが
「早乙女」
ブレラは冷酷に告げた。
「今の騒ぎで追っ手が気付いたようだ。自力でなんとかしろ」
次の瞬間、
「いたー!」
「きゃああっ!シェリル様ー!」
校舎の中から、こちらを見上げながら叫ぶ学生が居た。
「アルト、頑張って…生き抜いてね」
シェリルはブレラに抱きついたままそう告げる。
「いやー!シェリルーー!!」
「女王様-!」
シェリルに気付いた数名が、悲鳴を上げると、
「ありがとうみんな!愛してる!」
シェリルは叫んで、投げキッスを寄越した。
「きゃああ!」
「はうん、幸せ~」
「ああ、俺…今、死んでもいい」
それを受けて、失神する者もいたが、
「とりあえず、早乙女は殺れー!」
一部の学生は、そんなことを叫びながら、屋上へと向かう。
「待てよ!シェリル」
「頑張って、アルト!」
ブレラはシェリルを抱いて、そのまま飛んでっていってしまった。


…その後。早乙女アルトがどうなったのかは。

皆様のご想像にお任せします。


どっとはらい。





寧ろ皆さん。
やーっておしまい!!
(ヤッターマン終わるのが寂しい)

あ、ブレラさんはシェリルさんとランカちゃんのマネージャーやってます(笑)


ええと。
突っ込みは拍手、もしくはコメントからどうぞ-。
…本当、突っ込みどころ満載ですよね…。

テーマ : マクロスF
ジャンル : アニメ・コミック

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Author:Rook
ようこそおいでくださいました。
こちらはマクロスフロンティア感想・および原作とは全く関係のない妄想小話の吐き出し部屋です。
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銀河の妖精至上主義
一応映画が公開されるまでの期間限定ですが、もしかしたら延長もあるかもしれません(笑)
→とりあえず完結編公開まで。

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